お子さまの治療と予防
まずは会話を大切に
お子さまの大切な歯を生涯守り続けるために、「怖くなかった」「楽しかった」と言ってもらえるような診療を心がけ、また来たいと思える環境づくりに努めています。
お子さまの気持ちに寄り添った診療のためには、いろいろな会話をして歯科医師やスタッフとの信頼関係を築き、歯医者さんの雰囲気に慣れてもらうことが大切です。
いきなり治療に入るのではなく、まずは診療器具やどんなことをしていくかを知ってもらうことからスタートします。
慣れるまでに時間がかかるお子さまもいらっしゃいますが焦らず少しずつお子さまのペースに合わせて段階を踏んで診療を進めていきます。
お子さまのための予防メニュー
歯磨き練習
自分で磨いているお子さまはどんな風にどれくらいちゃんと磨けているのかを確認しながら歯磨き練習を行います。
おとなの歯に生え変わるまでは仕上げ磨きをして頂きたいので、保護者の方にもわかりやすく丁寧にお伝えしています。
クリーニング
どうしても日ごろの歯磨きでは落としきれない汚れや歯石を除去していきます。
食べかすは放っておくと歯ブラシでは取れない硬い歯石となります。定期的に歯医者さんでクリーニングを行いましょう。
フッ素塗布
治療やクリーニングの後にはフッ素塗布を行っています。
むし歯を抑制する働きを持ち、歯質を強化します。
スポーツを安全に楽しみたいお子さまへ
スポーツ用マウスピース(マウスガード)を取り扱っています。
部活動やスポーツ中、選手同士の衝突や転倒による衝撃から歯を守るためにスポーツ用のマウスピースをお勧めしております。
口腔内を守るためだけでなく、マウスピースをすることで強く食いしばることができ、歯がしっかりかみ合うようになるため、パフォーマンスの向上にもつながります。
既製品のマウスピースは平均的なサイズで製作されており、使用感を確かめることができません。お口に合っていないマウスピースを装着すると歯とかみ合わせに悪影響を与える場合があります。
お子さまの口腔内を守り安心してスポーツに取り組めるよう、口腔内にフィットするオリジナルのマウスピースを使用しましょう。
スポーツ用マウスピース | ¥16,500(税込) |
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歯医者さんデビューについて
「子どものはじめての歯医者さんはいつから行けばいいの?」と悩まれる方も多いと思いますが、当院では「1歳半検診」を目安に受診されることをおすすめしています。
歯医者さんに慣れてもらうために、小さいうちからの保護者の方と一緒に来ていただけたらと思います。
乳歯列が完成する3歳ごろから定期検診やフッ素塗布を歯医者さんで行い、4~5歳ごろから予防治療やむし歯治療をはじめます。
もちろん個人差があるため、どうしても不安なお子さまはお口を開ける練習や、椅子に座る練習からはじめていきます。
いきなり治療することや、押さえつけて無理やり治療することは決してしません。
保護者の方へ
日頃の言葉がけがとても大切です
「お口をきれいにしに行こうね」「歯医者さんはバイキンさんをやっつけてくれるよ」とお話されてみてください。
逆に「○○しないと歯医者さんに連れて行くよ!」というような言葉は恐怖心につながってしまうので、使わないようにお願いします。
また、診療中はお子さまが怖くて泣いたり暴れてしまったり、何も出来ないことがあります。その時は叱ることなく、たくさん褒めて勇気づけてあげてください。次も頑張ってみようという気持ちにつながります。
お食事を意識してみてください
むし歯になりやすい、なりにくい食べ物を意識してみましょう
むし歯になりやすい食べ物
主に砂糖を含んでいる、歯にくっつきやすい、口に残りやすい、酸性が高いものがあげられます。(飴やキャラメル、チョコレート、ジュースなど)
飴やチョコレートなどの代わりにキシリトール入りのお菓子をお勧めしています。
むし歯になりにくい食べ物
砂糖が含まれていない、噛みごたえがある、食べかすが残りにくいものはむし歯になりにくいと言われています。
(りんごやサツマイモ、煎餅、チーズなど)